土地の広さの目安と価格の決り方
一戸建て住宅の土地の広さは、通常40~60坪とされます。
坪というのは、不動産業界で使われる特殊な単位で、1坪は約3.3058㎡(165㎡前後)に相当します。
この広さが、戸建て住宅においては一般的な基準となっています。
土地の価格は、「単価×面積」で計算されます。
単価は周辺地域によって異なり、高くなったり安くなったりします。
一般的に、整形された敷地であれば、40坪程度の土地に住宅を建てることができます。
ただし、土地が狭くなればなるほど、駐車場や庭のスペースが狭くなることになります。
また、戸建て住宅の敷地では、道路との接道部分が狭い旗竿形の敷地も存在します。
旗竿地は、奥に敷地が広がる構造を持っており、接道部分が狭いため、通常の敷地よりもアクセスが制限されることがあります。
また、延長敷地の土地は通路の部分が有効活用しにくいため、少し広めの土地を購入しないと、住宅建築は難しいです。
不整形な土地は一般的に価格が安いですが、最終的には広い土地を購入する必要があるため、メリットはほとんどありません。
また、土地の面積が30坪未満の場合は、狭小地となります。
狭小地は土地の価格は安くなるかもしれませんが、建物の建築費用が高くなる可能性があるため、注意が必要です。
狭小地に建てる狭小住宅は、一般的な住宅よりも小さくなるため、建物の構造部材などが規格外の小ささになります。
特注品を集めて作るため、建築費用が高くなることが多いです。
ただし、土地の価格が非常に高い地域では、総額を抑えるために小さな土地を購入することは効果的です。
さらに、戸建て住宅の敷地は、方位によっても価格にわずかな差が生じることがあります。
参考ページ:土地や建物を安く購入するための方法|地型や方位も関係あるの?
庭や縁側の配置には方角が重要です
住宅の敷地が一般的な40~60坪である場合、玄関や庭、縁側は同じ方角に配置されることが一般的です。
そのため、土地が南側に接する道路がある場合は、その土地は比較的高い価格が設定される傾向があります。
逆に、土地が100坪クラスの広さである場合、玄関と庭の方向を逆にすることが可能となります。
そのため、土地が北側に接する道路がある場合は、南側に庭を造ることができるようになります。
広い土地を購入する際には、庭の配置を考慮し、北側に接する道路がある土地を選ぶという方法もあります。